初期費用はどのようになっているのか
フランチャイズ契約を考えている場合には、どれぐらいの初期費用がかかるかを頭に入れておきたいところです。初期費用として比較的大きなウエイトを占めるのは、加盟金になります。加盟金がないフランチャイズ契約もありますが、多くの場合加盟金を支払う仕組みになっています。加盟金を支払うことで、その会社のブランドを利用することができるメリットがあるでしょう。次に、保証金の支払いも必要になることが多いです。保証金は、本部に払う一時金のことです。商品を仕入れに関する支払いやロイヤリティーの支払いができなくなった場合、預けた保証金から支払うことになります。契約中に履行遅滞などがなければ、フランチャイズ契約を解約した時にそのまま保証金が戻ってくるでしょう。おおむねこれらの金額は、百万円~数千万円ぐらいになることが多いです。
ロイヤリティーをよく理解しておく
初期費用を支払い、お店がスタートした時にはロイヤリティーの支払いをよく頭に入れておかなければいけません。ロイヤリティーとは、毎月フランチャイザーに支払うお金のことです。ロイヤリティーの決め方は様々ですが、大きく分けて2種類の支払い方があります。一つは、単純にその月の売上に対して支払う方法です。例えば、毎月の売り上げの20パーセントをロイヤリティーとして支払う契約になっていたとすれば、その月の売上がどれだけ少なくても、あるいはどれだけ多くても必ず20パーセントの支払いが必要になります。これに対して、毎月決まった金額を支払う仕組みのところもあります。例えば毎月50,000円をロイヤリティーとして支払わなければならない場合は、売上が全くない場合でもロイヤリティーの支払い義務はあるのです。
フランチャイズ募集とは、コンビニやファミレスなどの本社が、看板や名義を貸す人を募ることです。応募した人は、フランチャイズ契約を結び、お店を開くことができます。